FAQよくある質問
ワーキングメモリはなぜ重要なのでしょう?
ワーキングメモリは情報を短い時間あたまの中でオンライン(作業中)に保ち、処理する能力です。集中したり、問題を解いたり、衝動をコントロールするときの基本となります。
ワーキングメモリーは知能(流動性知性:経験などの知識によらないで問題を解決する能力)と密接に結びついています。学業や仕事をうまくしていく上での基礎となります。文章を読んで理解する、数学を解くといったような作業は、ワーキングメモリの能力に依存しています。
ワーキングメモリの不足はどのように現れるのでしょうか?
ワーキングメモリの不足は、むずかしさや年齢により、それぞれの形で現れます。
判りやすいガイドはここをクリックください。
コグメドジャパンのワーキングメモリトレーニングとはどんなものでしょう?
コグメドジャパンのワーキングメモリトレーニングは注意力を改善する、エビデンス(科学的な証拠)に基づいたトレーニングプログラムです。コンピューターを使うトレーニングですので、家庭のパソコンで出来ます。
トレーニングは、1セッション30分の40セッションで構成されており、約8週間で終えるようになっています。
トレーニングは、必ずコグメドの認定コーチのサポートの下で提供されます。このサポートは、イニシャル・インタビュー、スタートアップ・セッション、毎週のコーチからの電話、トレーニング終了時のまとめのセッションを含みます。
どのような人がトレーニングをするといいのでしょうか?
コグメドジャパンのトレーニングは、集中力を改善する必要がある人のためのトレーニングです。
コ グメドジャパンのトレーニングは幼児から、青少年、成年、そして年配者まで幅広く使われています。学校などでもう少し落ち着いて静かにしていられたらなという子どもたちや、注意障害との診断がある人もいますし、脳の損傷をお持ちの方、または加齢による影響を感じている方もいます。また、優れた知性と十分な努力にも拘らず、学業や仕事の面で思い通りに事が進まないと感じている方もいます。
質問表に記入いただいてコーチとのイニシャルインタビューを通して、物事をもっとうまく進めるために必要な推進力がワーキングメモリの改善により得られるかもしれないと気がつくトレーニングの参加者もいます。
トレーニングの費用はどのくらいかかるのでしょうか?
価格はトレーニングを提供する医院やカウンセリングオフィスによってことなります。
価格には、コーチング、ドキュメント・資料、トレーニングIDによるトレーニング管理システムとプログラムの使用など、すべてを含みます。
トレーニングの効果とはどんなものでしょうか?
注意力が高まり、より衝動をコントロールできるようになり、より複雑な思考が出来るようになります。
お子さんに関して保護者や教師から、ソーシャル・スキルが改善し、主体的に行動でき、指示をちゃんと覚えていることができ、与えられた課題をひとりでやり遂げられることも報告されています。重要な目的は集中力と知能の向上、すなわち学力の向上、とくに算数や読解力における向上です。
成人に関して効果は、集中を持続できる、行動を計画できる、始めたタスクをやり遂げることが出来る、複雑な議論にもついていくことができ、意見を述べて貢献することができるなどです。主たる目的は、ビジネスでの成績を上げ、集中持続力スタミナを得ることです。
効果について良く知るためには、コグメドジャパンのコーチにお訊ねになって、実際にどんな効果があったのかこれまでの実施者の経験などをお聞きになるのが一番です。
トレーニングのためにどこかに行かなければいけないのでしょうか?
トレーニングを提供する医院やカウンセリングオフィスによってことなります。毎日のトレーニング自体は、自宅でコグメドのトレーニングを行うことが出来ます。
効果はつづくのでしょうか?
はい、効果は続きます。
私たちの研究や臨床経験がトレーニングの効果が持続することを示しています。研究では3ヶ月、臨床データ収集では半年と1年後の効果の継続を調査していますが、いずれも40%の方はトレーニング直後の改善を維持、40%は直後よりむしろ向上、20%の方は直後よりは低下している、と報告しています。トレーニング直後よりさらに改善するケースにおいては、一度ワーキングメモリーが改善されると、以前よりもワーキングメモリーを使えるようにり、日常生活がワーキングメモリのトレーニングの効果をもたらしていると言えます。
トレーニングはいつやるべきですか?最適な年齢は?
ワーキングメモリトレーニングの効果は年齢に関係ないことがわかっています。ワーキングメモリ能力をトレーニング前後に測定すると、30セッションのトレーニング後に年齢などによらず約20%改善することがわかっています。
したがって、
・むずかしさや、それと関係した日常や社会生活のむずかしさを体験する期間をなるべく短くする。
・勉強時間や成績の点では、より改善した学力(集中力と問題解決力)は勉強効率とテスト結果を高めます。
・改善したワーキングメモリは、日常生活でよりワーキングメモリの活用を促し、それがトレーニング後の継続的な改善・強化につながるようです。
などが早くトレーニングを開始するメリットといえます。
おとなの方がワーキングメモリトレーニングに取り組む場合、ワーキングメモリが改善することは期待できる一方、現在感じている生活面や仕事面などのむずかしさがすぐに目に見えて改善するケースは稀で、ワーキングメモリや注意と直接的に関係する、短期記憶、やらないといけないことを覚えている、会話や情報が入りやすい、より落ち着いていられる、などの変化をご自身で感じることが出来るかもしれません。
トレーニングにつかうアプリは?
トレーニングにつかうアプリは、旧バージョンの”ロボメモ”(1999年~)を第一世代とすると第四世代といえるトレーニングアプリです。主な特長は以下の通りです。
ワーキングメモリの改善と、関連認知機能や行動面への効果の汎化についてこれまでと同様のエビデンスに基づきます。
より軽い負荷感で同等の効果を得られます。旧バージョンのロボメモでは週5日が理想でも、週3日くらいが現実的なトレーニングスケジュールでした。トレーニングの負荷から疲れてしまうためでした。最新バージョンのアプリでは週5日の実施が問題なく予定できます。旧バージョンのロボメモ提供開始から20年間に多様なトレーニング量とセッション数・頻度について試行錯誤を重ね、負担が少なく効果を得られる優れた組み合わせにたどりついた成果が反映されています。さらに設計やデザインの多くの改善により、ストレスや疲れが軽減されたトレーニング経験になっています。
ほぼあらゆるPCやタブレットの環境で、同じ機能とデザインで動作します。Chrome, Safari, Edgeなどモダンブラウザーに装備されているPWA(Progressive Web Applications)機能を利用しています。
他のブレイン・トレーニングとはどう違うのでしょうか?
3つの重要な点で違います。
1. (エビデンス)信頼できる比類ない研究に基づいています。研究は、実際に行われるトレーニングと同じかたちでコグメドの製品、トレーニング・プログラム、トレーニング者とコーチとのコミュニケーション方法(プロトコル)を使用して効果を分析し報告しています。
2. (コーチング)注意深く訓練され、認証されたプロフェショナルによって提供されています。コグメドジャパンのすべてのユーザーが最良の結果を得るために必要なコーチングを提供します。すべてのトレーニングはコグメドのプロフェッショナルの高い水準を満たしながら提供されます。
3. (実績)スウェーデンの3分の1の小学校で利用され、ほかにオーストラリアや中南米でも利用されています。旧バージョンもふくめると、アメリカとヨーロッパ、日本における何万人ものユーザーからの持続的な高い効果の実績。トレーニングによって、ユーザーの実生活において明らかな違いが出ており、世界20カ国で提供されています。
研究とコーチングが効果を現実のものにします。重要なのは効果であり、エビデンスに基づいて効果を事実として主張できることが違いです。
ワーキングメモリトレーニングはどのような研究に基づいているのですか?
数々の研究において使われ、効果があると示されています。 重要なことは、これらの研究には臨床研究における黄金律である二重盲検とプラセボ制御の研究デザインが使われていることです。
二重盲検:被験者も測定者も介入群か比較群かを知らないこと。
プラセボ制御:薬の研究につかう手法。偽薬。見た目が同じだが、有効成分を含む薬と含まない薬を使い、被験者にとって薬の成分以外は同じ条件を作ること。トレーニング研究では、見た目もルールも同じで見分けつかない、効果をもたらすアルゴリズム(しくみ)があるものとないものの2種類のワーキングメモリのソフトウェア作り、介入群は効果をもたらすソフトを使い、比較群は効果がないソフトを使います。
二重盲検とプラセボ制御の研究デザインにより、高いレベルで”無作為対照”試験(RCT: Randomized Controlled Trial)が可能になります。対照とは、トレーニングなどの介入を行ったグループ(介入群)と、行わない比較グループ(比較群)を作り、介入以外の条件は全く同じにして比較し、介入の効果だけを取り出すことです。無作為とは、このグループ分けによる結果への影響がないように効果がありそうか、そうでないかなどに影響されないように無作為にグループ分けを行います。さらに、トレーニング中に被験者自身がトレーニングの介入を行っているグループなのか比較グループなのかわからないようにしてワーキングメモリトレーニングの効果がある部分以外の条件は同じにします。測定者もどの人がどちらのグループなのかわからないようにして測定者の主観による影響を排除します。これは新薬の治験と同じレベルの厳密さによる介入の評価です。
これらの研究は主要・先導的で権威ある科学誌に発表されています。ピア・リビュー(同分野の専門家たちの厳しい査読)を経て初めて発表が可能になります。またポスターで研究会議の場でも発表されています。
研究はコグメドの創始者や、ノートルダム、NYU, ハーバード、ヨークやスタンフォードといった主要なアメリカやヨーロッパの大学の独立したチームによってなされています。 学校や医療現場など研究の範囲もひろがっています。
ワーキングメモリトレーニングは注意障害やADHDのあるかたのためのみにあるのでしょうか?
ワーキングメモリーの不足という問題を抱えている全ての方のためにあります。注意障害やADHDがある方の多くはワーキングメモリーに課題があります。
最初の研究はADHDがある子供たちについてなされ、ご利用者の多くはADHDなどの難しさを持っています。しかし今では深刻な注意の問題がないご利用者も多くおられます。現在では研究でも障害が無い健常な成人に関するすばらしいトレーニング結果が得られています。
ワーキングメモリトレーニングはADHDの薬物治療の代わりとなりますか?
薬物の代わりではありません。ADHDの薬物治療をしているご利用者の場合には、コグメドのトレーニングは補完的な介入(Intervention)です。
神経刺激性の薬物治療(リタリン、コンサータなど)とコグメドのトレーニングは違った形で脳に働きかけます。特に多動性については薬物治療にはコグメドのトレーニングがもつ以外の効果があります。
一方でワーキングメモリトレーニングはトレーニング終了後、長期間にわたって効果が持続するか、さらに改善し、また多くの場合、薬物治療だけでは成し得ない効果をもちます。それぞれの状況についてはコグメドのトレーニング提供機関あるいは弊社にお訊ねください。
ワーキングメモリトレーニングによる行動や症状の改善の結果、お医者様の判断でお薬が必要でなくなるほどのケースもありますが、症状の診断や、お薬の処方は医師が専門的に判断しなくてはなりません。
関連して英ヨーク大学Joni Holmes博士による論文”ワーキングメモリ障害は克服できる:ADHD児童におけるワーキングメモリへのトレーニングと薬物のインパクト”がApplied Cognitive Psychologyに発表されました。(リンク)
ワーキングメモリトレーニングはコーチの指導なしで購入できますか?
ワーキングメモリトレーニングは必ずコーチが参加します。
コーチングが必須の要素である理由はひとえにトレーニング効果を得るためです。研究や臨床で得られたエビデンスに基づく効果と確かさを実現するのがコーチングです。可能な限りの最良の結果を得るために、ご利用者とコーチが密接にトレーニングを進めることで効果的なトレーニングがなされることを確実なものにします。
ワーキングメモリトレーニングで効果を得るためには一定期間、集中的に、ワーキングメモリの能力の限界状態で負荷をかけるという特殊な条件が求められます。特殊な条件であるためクリングバーグ教授の研究と発見にいたるまで認知心理学の常識としてワーキングメモリは一定のものと信じられてきました。ワーキングメモリのモデルを提唱したバデレー博士率いるヨーク大学の研究グループもトレーニングによる改善に当初懐疑的で、効果を目の当たりにし驚嘆しています。
システムとソフトウェアはこれを助けるための唯一科学的に証明され特許を与えられた機能群を装備しています。ところが5週間にわたる挑戦を乗り越える動機を心に抱き、毎日のトレーニングの瞬間に本当の能力の限界に自分を立たせるかどうかを知り決めるのは実はトレーニング者自身だけです。トレーニング者自身の動機・やる気・モチベーションと脳科学に基づく最先端技術が揃ってはじめてエビデンスで証明されたトレーニングの成功=効果に結びつきます。コーチは注意とワーキングメモリの専門家として、経験ある心理士として、人間として、個別の状況やニーズ、またもしあればリスクを察知し、トレーニングの開始前にやる気の確立を助け、トレーニング中にはよろこびと苦しみを共有し、モチベーションの維持を助け、ワーキングメモリの改善や、行動面・学力面の変化を促し、気づきを助けます。このコーチングメソッドは心理学・臨床心理学に基づいて開発され、より良い効果を得るために改良を重ねてきました。全世界で基本的に同じメソッドでコーチングが行われていますが、日本のユーザに適した改良が加えられています。コーチは臨床心理のプロフェッショナルであるだけでなく、コグメドのコーチ研修を修了し多くのケースを担当して、その経験を全世界規模で共有しています。
保護者の方の視点からは、トレーニング中につらさを感じることが少なかった、あるいは保護者の方の応援だけでも完了できコーチの必要が少なかったのではと感じられるケースでも、まとめセッションなどでお子さまが自ら積極的にコーチに感謝の”ありがとうございました”を発言することに驚かれるご様子などをトレーニング後の感想でいただくことがあります。”本人はコーチとの会話を心の支えにしていたようです。”などのコメントいただきます。ワーキングメモリトレーニングには保護者の方にさえも見えにくい、本人だけが知る、自分に対する挑戦と達成があります。したがってトレーニング者本人のコーチへの感謝や役割の認識は保護者の方のそれとは差があることがあります。コーチはトレーニング者にとって伴走者といえます。
ワーキングメモリトレーニングについてありとあらゆる試みを行ってきていますし、現在進行中の試みも多くあります。コーチングなしのトレーニングでは完了率、効果、改善かたの率ともに下がるデータが得られています。コーチングなしのトレーニングに関する注意障害やADHDなどをはじめとする改善のエビデンスは得られていません。いろいろな理由が考えられますが、保護者の方にコーチの役割をお願いする場合に、保護者の方にとってワーキングメモリ、ワーキングメモリトレーニング、コーチングなど新しく学ぶことが多く、トレーニングを開始し、進めながら学んだ知識をもとに観察し、理解し、判断し、そして配慮しないといけないことが同時的に多くあります。経験があれば何に気をつければよいか、ほかのケースと比較したり、経験的に気がつくことができますが、学びながら実践することは、難度が高く、お子さまについての知識と理解の深さという優位があっても、初回(ご兄弟がいれば2回目もありえるのですが、通常は初回のみです。)から成功するのは至難の業です。また別の課題としては、トレーニングの評価を正しく行うことについて、例えば行動面の変化が”見られた”のか”著しかった”のかは、多くのケースの経験とワーキングメモリや注意に関する専門知識が必要ですが、当然ながら1ケースからの経験では困難があります。
また、より娯楽性があって、コーチングがいらなくなる可能性を追求したトレーニング・ソフトウェアを開発し、研究を行い臨床データも収集しました。結果として、効果および改善率ともに下がるデータが得られました。”楽しい”から続けられる一方で、そのためのストーリをはじめとした気を散らせる要素が効果を失わせているのかもしれません。また娯楽性は必ずしも能力の限界への挑戦を引き出すものではないのかもしれません。
お客様にとって一回であり初回であるワーキングメモリトレーニングを最後まで修了し、可能な限り最良の結果を得ていただきたいと考えます。そのためには効果を得るための特殊な必須条件を確実に達成できる必要があるため、コグメドは、単にソフトウェアではなく、コーチングメソッドとともにトレーニングとして提供しています。コグメドがあらゆる可能性を試みた結果、改善効果のために知りえる限り最良であり、データをもって、最も効果と改善率が高い方法としてご提案しているトレーニング方法です。
このトレーニングが子どもや自分にとって役に立つことはどうやって判りますか?
私たちの研究や、コグメドおよび提供機関での実践の経験では、80パーセントのご利用者に計測可能な改善効果があったことがわかっています。
ぜひコグメドジャパンや提供機関へお問い合わせいただいて、あなたやお子さまの状況がトレーニングに合うかどうか確かめてください。
このことは、必ず効果が出ると確証できるということではありません。どんな介入も、全ての人に効果があるわけではありません。80パーセントという数字を私たちは誇っておりますが、個々の全てのケースについて保証することはできません。
ワーキングメモリトレーニングは保険でカバーされますか?
いいえ、通常はカバーされません。(ちなみにオランダでは健康保険でカバーされています。)
どのようなPCやタブレットを使えばいいのですか?
Windows PC, Mac, Chromebook, iPadまたはAndroidタブレットなどで動作します。これらのシステム上で、Chrome,EggeやSafariなどのモダンブラウザが動作していれば、コグメドのアプリが動作し、トレーニング出来ます。
コグメドのアプリはPWA(Progressive Web App)技術を利用することにより、モダンブラウザーが動作する環境であれば、ブラウザーの機能を利用しながら、アプリとして動作します。
今までに何人ぐらいがワーキングメモリトレーニングを修了したのでしょうか?
全世界で、注意やワーキングメモリの改善のために30万人以上がトレーニングを修了しています。2009年夏時点、このFAQの初回バージョンの頃ではまだ、1999からの研究段階や、2006年頃からの米国、ヨーロッパや日本など全世界20カ国におけるご利用者も含めて累積でも修了者は約12,000人でした。毎年、数万人が新たにトレーニングを修了しています。
トレーニング内容がわからないのでは購入の判断が出来ないのですが?
トレーニング開始するまで費用はかかりません。トレーニング内容を理解いただき、ソフトウェアを試用いただいてご本人やお子さまが楽しくお使いいただけるのを確認していただいたあとでトレーニングを開始するかどうか決めていただきます。ご判断はすべての疑問を解決してからになりますし、それまでは費用はかかりません。
トレーニング準備はまず質問表リクエストのページから質問表を請求いただくことからスタートします。ご記入、ご返送いただいた質問表をコーチが拝見して、必要であればさらにお話させていただくためにイニシャルインタビューを行います。ここでトレーニングに参加いただけるか、効果の見通しを得ます。お手元にソフトウェアを含むスタータキットが届きますので、実際にソフトウェアを試用いただきます。次にスタートアップセッションではトレーニングの内容、ステップ、スケジュール、環境つくり、トレーニングをご家庭で支援いただく方法などをご説明します。
スタートアップセッションのあと、トレーニングを開始するかどうかお決め下さい。トレーニングを開始する場合には、ご請求をお送りして、銀行振り込みあるいはクレジットカード(Paypal)でのお支払いを確認後、トレーニングのためのIDとパスワードをお送りして、トレーニング開始となります。
診断もうけていないし、子ども本人に注意障害やADHDといった説明は不要ではないでしょうか?
一般的にコーチングにおけるお子さまとのコミュニケーションで注意障害やADHDといったことばは使用しません。現状のむずかしさやトレーニングの目的や目標設定の会話があります。このときに注意といった言葉よりも日常生活における具体的な悩みなどを中心としたり、むずかしさよりも、よくなることに目をむけてお話しますので、質問表にご記入いただくときや、イニシャルインタビューのときに、お子さまご本人のむずかしさに関する認識や、これに関してコミュニケーションにおいて気をつけること、気をつけておられることなどをお話ください。
自身や、子どもの名前、住所など匿名でトレーニングできますか?
お名前やご住所をお知らせいただかなくてもトレーニングできます。コーチがお子さまの愛称しか知らないで完了したトレーニングがすでに数多くあります。成人の方のほとんどは匿名トレーニングです。
郵送に代わって、匿名トレーニングではスタータキットを電子版にてお送りします。また、お支払いや、ご返金などもPaypalではメールアドレスのみで送金が可能です。
お名前や住所を知らなくても、お客様にワーキングメモリトレーニングの効果を得ていただきたい熱い気持ちをもって、コーチのコーチングも弊社サポートも、そのヒューマン・タッチはなんら変わることはありません。
投薬をうけているのですが?
臨床データから、投薬の有無はトレーニング効果に影響がないことがわかっています。投薬をうけている方も、受けていない方も、トレーニングの効果は同様です。
ただ、トレーニング前後に投薬をやめたり開始しないようにお願いしています。トレーニングの効果なのか、投薬やその他の理由による変化なのかわかりにくくなってしまうことを避けるためです。
投薬についてはお医者様の処方に従っていただきますようお願いします。したがって、例えば処方により投薬を中止したり、開始した場合には、その影響が落ち着くのを待って、お時間をおいてからトレーニングを開始いただくなど、トレーニングの方を従として調整いただくようにお願いしています。